2017.09.15
怖い絵展
こんにちは歯科衛生士のRです。
先月のセミの鳴き声がうるさかった夏から一転、虫の声に耳を澄ます季節になりましたね。秋です。
私にとっては芸術の秋なので、今回は兵庫県立美術館で行われている怖い絵展に行ってきました。
この展覧会は著名な芸術家の作品展や、美術館展ではなく、『怖い絵』という本に掲載された作品の展覧会です。
2007年に発行され、毎年ファンを増やしている絵画の紹介、解説本です。そう聞くと堅苦しく感じますが、読みやすく、分りやすい表現で説明されているため、全くの初心者でも読書の延長で楽しめます。私も初めて読んだのは大きな美術館のミュージアムショップで、絵画に興味が湧いた頃としては、とても入りやすい本でした。
本の趣旨は”意味がわかると怖い絵”です。見た目の不気味さだけでなく、一見華々しく美しい絵でもその著者のプロフィールや、当時の世情を知ることでより生々しく、絵の描かれた背景を知り、怖さにゾッとする。そんな解説本です。
展覧会は大盛況でした。らいおん歯科が定休の水曜日に行ったのですが、チケット販売ブースから混み合ってました。兵庫県立美術館も大きな美術館ですが、人が溢れてましたね。図録も店頭販売分が売り切れており、発送待ちになるほどです。10月には東京で展覧会が開かれる予定ですが、こちらも大盛況になりそうです。
写真は『オデュッセウスに杯を差し出すキルケー』 右下にはオデュッセウスの部下で杯を飲み、豚にされてしまった哀れな動物が転がっています。この豚食べるんでしょうか? 想像力が膨らむと面白いですね。
皆さんも楽しい秋をお過ごしください。